[記事公開日]2018/06/08

保湿力に優れているセラミド化粧品は何を使っているの?選ぶポイントと注意点

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保湿力に優れたセラミドは、アンチエイジング成分としても人気ですね。

セラミド入りの美容液やクリームを使っている人も多いと思いますが、なんとなく選んで使っていませんか?

 

実は、化粧品に含まれるセラミドにはいくつか種類があり、それぞれ働きが違います。

今回は、これからセラミド化粧品を選びたい人のために、セラミドの働きや種類についてお伝えします。

 

  • そもそもセラミドってどんな成分?
  • セラミドの種類って何?
  • どんなセラミド入り化粧品を選べばいいの?

 

こんなことが気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

セラミドにはどんな働きがあるの?

セラミドは、もともと私たちのお肌に存在する成分です。

 

細胞間脂質

 

お肌の表皮には、というわずか0.02mmの層が存在し、外部刺激からお肌を守ったり、お肌の水分が失われないよう保つ働きをしています。

 

角質層は、角質細胞と細胞間脂質が積み重なるように形成され、セラミドは細胞間脂質の1種なのです。

 

細胞間脂質の約40%がセラミドだと言われています。

 

角質層と角質層の間は、ラメラ構造という構造になっていて、細胞間脂質と水分がバランスよく配置されています。

 

セラミドには、水分をサンドして離さないという性質があり、お肌の水分を保っているのです。

保湿力は高く、水分保持機能の80%程度を担っているとも言われています。

 

通常セラミドは、お肌のオーバーの過程で生成されますが、加齢などの原因により、作られにくくなってしまいます。

 

化粧品に配合されているセラミドの種類

さて、セラミド入りの化粧品には主に3つの種類があります。

配合されている成分によって、お肌に与える影響も変わってきますので、化粧品選びの参考にしてください。

 

ヒト型セラミド

ヒト型セラミドとは、酵母から生成された成分です。

もともと私たちの肌に存在するセラミドの構造とほぼ一致しているため、「ヒト型」と呼ばれています。

 

ヒト型セラミドの特徴は、お肌への親和性が最も高く、刺激も少ないということです。

 

現在働きが確認されているセラミドはセラミド1からセラミド7まであり、ヒト型セラミドが配合された化粧品には、次のような成分表示があります。

 

  • セラミド1:水分保持、外部の刺激からのバリア機能
  • セラミド2:高い水分保持能力
  • セラミド3:水分保持効果、シワの軽減
  • セラミド4:角質層のバリア機能を高める
  • セラミド5:角質層のバリア機能を高める
  • セラミド6:お肌の新陳代謝の促進、水分保持
  • セラミド7:皮膚常在菌のバランスのコントロール

 

これらのセラミドは、年齢と共に減少し、生産性も下がってしまいます。

特に、セラミド3やセラミド6が減少すると、乾燥肌やしわ、たるみの原因になると言われています。

敏感肌にもなりやすくなるので、注意が必要です。

 

また、水分保持能力の高いセラミド2も重要です。

セラミド2は、私たちの肌に一番多く存在するセラミドで、お肌の水分を逃がさない働きがあります。

 

ちなみに、化粧品の成分で「セラミド」と名乗れるのは、ヒト型セラミドのみです。

「同じセラミドなのに、なんで~!?」と気になりますよね。

その理由は、天然セラミド、疑似セラミドの項目でご説明します。

 

 

天然セラミド

天然セラミドは、動物や植物から抽出したセラミドのことです。

動物ですと、馬が多く、植物ではコメや米ぬか、こんにゃくなどから抽出されます。

 

天然セラミドというと、最も高価で、お肌にとっても一番良いような感じがしますが、厳密にいうとまだセラミドではありません

 

セラミドは、セラミドになる前の「セラミド前駆体」が、酵素の働きでセラミドに変換されることで生成されます。

 

天然セラミド入りの化粧品とは、セラミドになる前の前駆体を配合したものなのです。

 

実際、化粧品の成分としては、次のような表記になっています。

 

動物性

  • セレブロシド
  • ビオセラミドなど

 

植物性

  • コメヌカスフィンド糖脂質
  • 植物セラミド

 

ヒト型セラミドの様に、「セラミド1」のような表示はありません。

 

セラミドの前駆体には「糖」がついていて、ヒトのお肌では「糖」を取り去ってセラミドになります。

 

「でも、天然セラミドをお肌に塗布すれば、セラミドになるんでしょ?」と思いますよね。

実は、セラミド前駆体が、ヒトの肌でセラミドになるのかどうかは未知数なのです。

 

もしも人のお肌でセラミドになるなら、セラミド1~7を含んだ優秀な保湿成分となります。

しかし、高価なうえにセラミドになるのかわからないとなると、微妙なところですね。

 

また、天然セラミドの中でも、植物性の天然セラミドは、保湿効果が低いと言われています。

 

天然セラミドに関しては、化粧品から取り入れるよりも、食品を摂取することで体内に取り入れたほうが良いと思います。

 

 

疑似セラミド

疑似セラミドは、はっきり言ってセラミドではありません。

 

セラミドに似た構造の成分で、石油系の合成成分がメインです。

セラミドとは別の物質ですが、構造上保湿力が高く、何より安価であるというメリットがあります。

 

化粧品にはこのような成分表示があることが多いです。

 

ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド

 

セラミドを補給できるわけではありませんが、保湿力に優れているため、乾燥肌の方には向いていると思います。

 

石油系の合成成分という事で、お肌のへの影響を心配する人もいますが、絶対にお肌に悪いというわけではありません。

保湿剤や薬にも多用されている白色ワセリンも、石油系の成分です。

 

ただ、セラミドではないという部分を理解したうえで使用しましょう。

 

どんな化粧品を選んだらいいの?

セラミドの種類がたくさんあるのはわかりましたが、「じゃあ、結局どれを選べばいいの?」と迷いますよね。

そこで、セラミド配合の化粧品を選ぶときのポイントをお伝えします!

 

ヒト型セラミド配合の化粧品

ヒト型セラミド配合の化粧品をおすすめします。

 

理由は、セラミドそのものが配合されているということ、そして価格が天然セラミドよりも安いという事です。

天然セラミドも確かに良いのですが、高価なうえに、ヒトと同じセラミドとして働くかどうか疑問が残るというデメリットがあります。

 

特に、「セラミド2、セラミド3、セラミド6」が配合されているかどうかがポイント。

 

セラミド2は人のセラミドの中で一番多く、高い保湿力があります。

セラミド3やセラミド6は、保湿力はもちろん、シワができにくくなるというメリットがあります。

 

これらが配合された化粧品は、セラミドの効果を実感しやすいでしょう。

 

配合量が多いものを選ぶ

セラミド入り化粧品と言っても、モノによって配合されている量が異なります。

 

目安となるのが、全成分表示のどの位置にセラミドの表記があるのかという事です。

というのも、化粧品に含まれる成分は、多い順に記載するというルールがあります。

セラミド3配合!」と書かれていても、成分表示の後ろの方に記載してある場合、ほとんど入っていない可能性もあるのです。

 

化粧水より美容液やクリームを

セラミドは本来水に溶けにくく、化粧水に含まれるセラミドの量は少ないと言われています。

 

中には水に溶けやすいセラミドもあるのですが、「グルコシルセラミド」というこんにゃくなどから抽出される「糖セラミド」であることが多いです。

 

糖セラミドは、体内の酵素の作用で糖を取り外し、セラミドになります。

 

ただ、化粧水をお肌の上からつけた時、糖セラミドがセラミドになるかどうかはわからないと言われているのです。

 

まとめ

市販のセラミド化粧品には、次の3つの種類のセラミドが配合されています。

 

  • ヒト型セラミド
  • 天然セラミド(動物性、植物性)
  • 疑似セラミド

 

ヒト型セラミドは、人が本来持っているセラミドの構造とほとんど一緒で、親和性の高さがメリットです。

 

天然セラミドは、化粧品として使用しても効果が実感できるかわかりません。

それよりも、食品から体内に取り入れたほうが効率的です。

 

疑似セラミドは、セラミドに似た全く別の物質ですが、保湿高価は期待できます。

 

セラミド配合の化粧品を選ぶときのポイントは、

 

  • ヒト型セラミド
  • 配合量が多いもの
  • 化粧水よりも美容液やクリーム

 

といった点に注意すると良いと思います。

 

スキンケアについてもっと知りたい方へ!

 

 

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